2009年6月12日金曜日

野生の証明

久々登場の工房猫”ミュー”です。


今朝はミューが朝の散歩から帰ってくると、家中大騒ぎとなりました。 口に何か黒っぽい物体をくわえているのでした。 まさか、ねずみ? いや、羽のようなものを時折パタつかせています。 ミューは、その物体をくわえたまま、娘の部屋へ入っていきました。 「部屋へ入っちゃった。 早く出して!」との声に、僕が行くと、ミューが前足で転がして遊んでいたのは、なんと「すずめ」でした。 おー、「すずめ」を捕まえてきたのか。 えらいなー、お前。 と褒めてあげたのでした。 どうやってつかまえたんだろう。 地面でえさをついばんでいるところを、瞬時に襲ったんだろうか、それとも弱って動けなくなった「すずめ」をくわえてきたんだろうか。 あれこれ詮索している間にも、ミューに遊ばれていた「すずめ」は、程なく動かなくなり、ぐったりとして死んでしまいました。 可哀想な思いと同時に、普段はパッカーンの音にすばやく反応して、舌平目のムニエルや牛角切り肉なんかの、人様もたまにしか口にしないような、高級食材のキャットフードしか食べないミューが「すずめ」を捕まえてきた事に対する「よくやった」との思いが交錯して、頭の中を駆け巡っていました。

まあ、食べる目的ではなく、おもちゃとしてくわえてきたのだろうけど、近頃少々メタボ気味の家猫にこんな一面があったとは、「野生の証明」を見た朝でした。

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