2009年2月25日水曜日

Cat Towerを作る (2)

Cat Tower のデザインを考えているのですが、猫が登る機能と、本や雑誌を収納する機能をうまく製品として収めるのが難しいのです。 何が難しいかって? それは、猫の動線確保と、収納する本の重量に耐えられる構造をどうデザインに反映できるかという点です。 先週、ラフを作ったCat Towerの構造だと、猫の動線は確保できるものの、収納部分の強度があまり高くないので、このままでは試作にとりかかれないということに相成りました。 もう少し、ひねってみないと要求仕様を満たす物に仕上がらないようです。

2009年2月17日火曜日

Cat Towerを作る

猫は高いところが好きだそうです。 工房猫のミューも、パソコンラックの上や、テレビ・ボードの上が好きでよく登っているのですが、問題があります。 パソコン・ラックや、テレビ・ボードへ登る際に、本やケーブルなどを蹴飛ばして登っていくため、数々の落下事故が発生します。 当然といえば当然なんですが、これらの家具は猫が登ることを想定して作られているわけではないので、ミューが登るためには、いろいろな障害物を乗り越えていかなければならないのです。 さあ、どうしよう。
ペット・ショップには、高いところが好きな猫のために、猫タワー・キャットタワー・キャットツリーといった類の商品が置かれていますが、どれも?マークがつきます。 というか、部屋に合わない。 ネットで探してみても、どれも似たような商品しか売っていないということに、気がつきました。 で、ここは家具屋がつくるとどういうものになるか、ちょっとラフデザインを作ってみました。

 Cat Towerのラフデザインその1

要求仕様は、
1.インテリアと調和がとれる色と素材
2.猫が簡単には登れないような仕組み
3.Cat Towerの機能の他、本や雑誌の収納も可能とする
4.デザイン・バリエーションとして、猫のトイレも収納できるようにする

といったところでしょうか。 まだまだ、改良の余地がありますが、It's mineのCat Towerとして商品化できるところまで、もって行きたいところです。 全国の猫ファンの皆様、待っててください。

2009年2月12日木曜日

ラジコン・マニア向けの一品 (その3)

今日は暖かな一日でした。 今年は、工房のある入間の周辺では雪も降らず、比較的暖かな冬を過ごしています。 朝方は工房内の気温が6度と、作業をするには寒すぎるので、薪ストーブに火を入れ、暖まるまでストーブの前から離れられず、気がつくと9時30分を回っていました。 薪が燃える火を見ていると、つい時間がたつのを忘れてしまいます。 火といえば、先日(2月10日)に近所で火事があり、木造平屋建ての一軒家が全焼していました。 工房は、消防署の訓練所の目の前、消防署までは歩いて2分ほどのところにあるので、サイレンの音は日常的に耳にしています。 慣れとは恐ろしいもので、サイレンの音に鈍感になっているようで、近所で火事があったことに全く気がつきませんでした。 火の用心、火の用心。

さて、家具製作とは一線を画す、マニア向けのクラフト製品がやっと販売開始となりました。 ラジコン飛行機の機体調整用のフィールド・スタンドと、プロポ(送信機)用のウェストバットと、プロポ・スタンドです。
ウェスト・パットとプロポ・スタンドは、タモ無垢の削りだしにオイル・フィニッシュで、家具製作に近い作り方なのですが、フィールド・スタンドはランバーコア(針葉樹をラワン薄板でサンドイッチした合板)とウレタン塗装と相成りました。 コスト的な問題と、使用環境からこうせざるを得なかったのですが、まあ、マニアの方から是非にでもといわれれば、無垢の一枚板にオイル・フィニッシュで高級手づくり家具調のフィールド・スタンドを作ってくれといわれれば、作らないでもないのですが。 そんな酔狂な方がいるとも思えず、これはこれと割り切って作っていきましょう。 


  フィールド・スタンド          ウェスト・パッドとプロポ・スタンド