2009年3月5日木曜日

あられ組みの冶具

サラリーマン時代は、隣近所に気を使いながらベランダ木工をしていました。 手工具のほか、トリマー、ジグソーなどの電動工具を駆使して、本棚やクローゼット、スパイスラックなんかを作ってましたっけ。 その当時は、技術も未熟であられ組みも5枚あられの大雑把な仕口で、隙間だらけのガタガタでした。
まあそんな経験もあって、 木工教室にこられる木工初心者の方にも、安全な手工具を使い、プロ並みのあられ組みの作品を作っていただけるよう開発(ちょっと大げさですね。)したのがあられ組みの冶具、フィンガー・ジョイント・ボックスです。 あられ組みは英語ではフィンガー・ジョイントと申します。


    マイターボックス          フィンガー・ジョイント・ボックス 

工房では、あられ組みは、ルーターまたはテーブルソーを使って仕口を加工しますが、教室の生徒さんには危険ですので、手工具で加工していただきます。 上の写真の左がよく見るマイター・ボックスといって、のこぎりで角材の横切りや留(45度)切りに使用する冶具です。 右の写真が、イッツマイン特製フィンガー・ジョイント・ボックスで、これを使えば木工初心者でもきれいなあられ組み加工ができるという優れものです。



材料を縦方向に固定して、ファインがー・ジョイント・ボックスを材料の上部に固定して、胴付のこで加工します。 のこ引き加工の後は、残った部分をノミで落として、あられ組みの完成です。



どうです、まあまあのできでしょう。 

0 件のコメント: