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2009年6月22日月曜日

無垢の一枚板テーブル 木地完


うーん、しまった。 途中経過の写真を撮る間もなく木地完となってしまいました。 事ここにいたって、心配事が一つ。 吸い付きあり残を2本入れてあるのですが、1600x800x75サイズの天板の反りを抑えられるかどうかということ。 もう一本入れて3本にすべきだったか。 無垢の一枚板ですから、反りや割れは逃れられない自然の摂理とはいうものの、なんとか最小限に食い止めようと努力はしてみるのですが、塗膜を作らない自然塗料とオイルでの仕上げは、木の呼吸を妨げない反面、どうぞ自然のままに反ったり割れたりしてください、と言ってるようなものなのです。 ウレタン塗装とポリパテでガチガチに塗り固めた一枚板は、反りや割れといった変化はないのでしょうけれども、木の手触りは感じられないですよね。
お客様には、そういった点を理解してもらった上で、使ってもらわないといけませんね。 さあ、仕上げといきますか。

2008年12月14日日曜日

結構巨大な楢の一枚板



楢の一枚板です。 サイズは2900x1200x60で、リビングのダイニング・テーブルと和室コーナーの座卓を兼用する板となる予定です。 こういう一枚板を工房に入れると、何か巨木のエネルギーで満たされるような、なんともいえないいい気持ちになります。 年輪を数えると、樹齢100年以上の樹、これから削っていくと、どのような木目が浮き出てくるのか、楽しみです。 ベルトサンダー、ホイールサンダー、オービタルサンダー、ランダムサンダー、手カンナ、サンディング・ブロック、スクレーパー、ドローナイフ、インシェーブと、工房にあるほぼ全ての削る道具を総動員して加工します。 できれば週明けには、加工後の写真をアップしたいなと、思っています。 乞うご期待。  

2008年12月1日月曜日

チークのローテーブル

ちょっと前に完成したチークのローテーブルの制作プロセス・レビューです。 まずは、図面を引きおなじみのミニチュアを作り、バランスを確認します。 この段階では、 天板の形状はラウンド・コーナーで、脚は2方転びの楕円形状でした。

ミニチュアのローテーブル

天板の接ぎ合わせはビスケット・ジョイントとイエローボンドでしっかりと接着します。 このチークという材は油分が多いので、通常の酢酸ビニルのボンドではしっかりと接着できないのです。 ビスケットが使用できない小物の接ぎ合わせでは、エポキシ接着剤を使用しないとだめなんですね。 

天板と脚、中桟、幕板の接着

天板は、ミニチュアのコーナー・ランド形状から、レーストラック・オーバル形状に変更しました。 天板の接ぎ合わせが完了した状態で、写真で天板形状をお客様に確認していただいたところ、もう少し楕円形状のほうがいいとのことで、最終的にはオーバル形状になりました。 



仕上げ後のローテーブルは、ホームページの”Gallary"でご覧になってください。